薄膜材料はトランジスタ、センサー、発電デバイス等電子素子の製造の基盤材料であり、今日のエレクトロニクス産業にとってその重要度は日々増すばかりであります。 薄膜材料を形成加工する技術分野は多岐にわたり、特に近年は様々な薄膜形成技術及び加工技術が目覚ましい進歩を遂げております。 また新規材料開発も精力的に行われています。このような薄膜分野の研究及び技術開発の推進に貢献することを目的として、薄膜材料デバイス研究会が設立されました。

本研究会の主たる活動内容は、薄膜半導体、絶縁体・セラミック材料、絶縁体、誘電体、有機材料及びそれらの物理とエンジニアリングの議論の場を創生することであります。第一線の研究者・技術者間の情報交換と議論の場を設けることは、薄膜材料デバイス分野の発展を推進する意義があります。高い能力と見識を持った参加者による充実した議論と情報交換によって、参加者が幅広く良質の知識と理解を獲得されることが期待されます。

さらに本研究会は、研究集会開催のみならず、研究者・技術者への情報提供、啓蒙活動も恒常的且つ積極的に行います。これらの活動により、薄膜材料デバイス分野のさらなる発展に貢献することを本研究会の活動目的とします。